私の仕事柄、日本国へ商品を納入することがある。
とは言っても直接納入することは少なく、間に1社か2社絡むものである。
で、国は基本的に物を購入するとき入札制度を用いて物品の購入を行うのであるが
物だけを購入する場合、仕様書をメーカーの書いてある通りに記載すればほぼ間違いなく
あるメーカーのある品物と特定できる。この場合は何ら問題はない。
しかし、次のことを考えて値段だけで安く買うことはがどれだけ危険かを考えてほしい
まず、国の担当者と間に入っている業者が話をする。大体こんな感じ
国側担当者:「国が管理している建物があり、その中には色々な設備がある。」
業者:「はい」
国側担当者:「そこで使われている設備はもう10年以上使用して老朽化が激しい。」
業者:「なるほど」
国側担当者:「そこで新しい設備を入れたいのだが、今使っている設備を全部入れ替えるのもお金が勿体無い。使える設備はそのまま使いたい」
業者:「そうですよね。勿体無いですよね」
国側担当者:「今までの設備を作った時の業者は倒産して詳細は不明である。何とか調べて新しい設備を連携をうまく出来るようにしてほしい」
業者:「わかりました。調査して古い設備とうまく連携できるように考えます」
といったやり取りが行われて、業者は現地の調査を行い新しい設備と古い設備を混在して構成することが可能だと国側担当者へ報告をする。
国側担当者:「ありがとう。助かりました」
業者:「いえいえ、時間は掛かりましたがこのメーカーのこの製品をベースに設備を作るなら今までの設備も無駄になりませんよ。ところで設備納入と設置はいつするんですか?」
国側担当者:「いや、設備を安く買うために入札で購入します」
業者:「え?それだと今まで調査した技術員や現場監督をお願いしていた人の給料が払えないんですけど・・・」
国側担当者:「いや、そうは言っても安く買わないと国民がうるさいからね。助かりましたよ」
国側担当者は仕様を決めて入札を行います。
そして現地調査をした業者とは違う業者が落札をして納入を行いました。
しかし、落札した業者は古い設備を知りませんのでうまく混在した設備を作ることが出来ない事になります。
このような場合でも入札を行う必要があるのですかね。
きっちりと仕事をした業者は蔑ろにされて安く入札をした業者は設備の全容をわからずトラぶって設備が動くまでに時間と労力を使います。
安く納入した業者も次からは入札してこないでしょう。
ちょっと考えることがあったので書いてみました。
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